Last updated: September 2012- December 2011. Kajiyama             [ 目次に戻る ]

ラーメン構造の建築モデルを作成するプラグイン (SketchUpBIM.rbs)




 
  1. はじめに

  2. 1階部分のX-Y-Z方向組立基準線を決める
    1. X-Y方向の組立基準線(柱間隔,スパン割)を決める.
    2. Z方向の組立基準線(階高)を決める.

  3. 1階の柱・大梁・壁・床・開口部を作成
    1. 柱の材質と断面形状を決め,柱を描いて作成.
    2. コンクリートの壁厚を決め,耐力壁を描いて作成.
    3. 壁に開口部をあける.
    4. 大梁の材質と断面形状を決め,大梁を描いて作成.
    5. コンクリートのスラブ厚(床厚)を決め,スラブを描いて作成.
    6. 床に開口部をあける.

  4. 2階〜7階,屋上階の柱・大梁・壁・床・開口部を作成
    1. 1階のコピーで2階を作成
    2. 3階〜7階,屋上階を連続して作成する

  5. 独立フーチング基礎を理解して基礎を作成
  1. はじめに

    1. 図面・設計の生産性の向上のために「ラーメン構造の建築モデルを作成するプラグイン」を使用する. 建築モデルの作成支援

      ・ 「SketchUpBIM.zip」をダウンロードし, ダウンロードしたファイルが ZIP 形式になっている場合は解凍する.
      ・ SketchUpを終了し,「SketchUpBIM」フォルダと「SketchUpBIM.rbs」をGoogle/Google SketchUp X/Pluginsのフォルダーに入れる.
      ・ 理想とするBIM ( Building Information Modeling )とは.  -Wikipedia-


    2. 「SketchUpBIM.rbs」をインストールすると,「表示」−>「ツールバー」のメニューの下部に「BIM」が表示される.

      この「BIM」にチェックを入れると「BIM」メニューと「レイヤ」メニューが画面に表示される.この二つを使用して次の建物のモデル作成を行う.


      ・鉄筋コンクリート系ラーメン構造(Reinforced concrete Structure)モデル
      ・鉄骨系ラーメン構造(Steel Framed Structure)モデル
      ・壁式鉄筋コンクリート構造(Box Frame Type Reinforced concrete Structure)モデル


       


    3. 単位(inch feet)の注意 

      このプラグインはメートル系の単位でなくインチ系の単位である.プログラムの変更を許可されていないのでこのまま使用する.

      1 inch = 25.4mm = 2.54cm
      1 feet = 12inch = 304.8mm = 30.48cm
      1 yard = 3 feet = 36inch = 914.4mm = 91.44cm


      ・メートル系の単位で入力するには.

      1 mm = 0.0393700787401575
      10 mm = 1cm = .0393700787401575
      1000 mm = 1m = 39.3700787401575
      インチに換算して入力する.

      3mの階高をfeetに換算するには 3000mm = 3000*0.0393700787401575*(1/12) = 9.84252 フィート

      6mのスパンをfeetに換算するには 6000mm = 6000*0.0393700787401575*(1/12) = 19.68504 フィート



    4. ダイヤログ画面が一部表示されない場合の対処

      Windows OSや機種によりデータ入力画面の一部が表示されないことがある.

      この場合画面の右上の最大化「□」をクリックし,入力画面を拡大する.


       最大化する  



  2. 建築物のX-Y-Z方向の組立基準線あるいはモジュールを決める.


    この解説(練習も兼ねる)では,

    ・X(赤軸)方向の組立基準線(柱間隔,スパン割)を,20ft,25ft,20ftとする.

    ・Y(緑軸)方向の組立基準線(柱間隔,スパン割)を,20ft,20ft,20ftとする.

    ・Z(青軸)方向の組立基準線(階高)を,各階共通に10ftとする.


    1. X(赤軸)-Y(緑軸)方向の組立基準線(柱間隔,スパン割)を決める.

      BIMメニューのグリッドをクリックする.

      ・クリックすると柱間隔の入力画面が現れるので,スパン間隔( 20ft, 20ft, 20ft )の数字をコンマで区切って入力( 20, 20, 20 )する.

      ・等間隔の柱割の場合では,次の@アットマークを使った記述ができる.( 3@20, 25 ) = ( 20, 20, 20, 25 )

       


    2. Z(青軸)方向の組立基準線(階高)を決める.

      BIMメニューの階高をクリックする.

      ・クリックすると入力画面が現れるので,1階の階高の数字を入力する.

      ・「OK」を押すと組立基準線(グリッド)の1階平面図が表示される.



        
       



  3. 1階を基準となる階として柱・大梁・壁・床・開口部を作成


    1. 柱の設計: 柱の材質と断面形状を決め,柱を描いて作成.

      1. BIMメニューの柱アイコンをクリックする

        ・クリックすると柱素材(コンクリート製・鉄骨製)の入力画面が現れるので選択する.

        ・次に柱の断面形状(四角形・円形)の入力画面が現れるので選択する.

        ・最後に断面形状(の寸法を入力し,「OK」を押す.

         


      2. 鉛筆のアイコンが現れるので,これでグリッドの交点をクリックし柱の配置を決めていく.

        全てのグリッドの交点に柱を作るならば,鉛筆を対角線に動かしグリッド全体を囲むと,全ての交点に柱が作られる.

        CAD画面を回転し平面図を立体図にすると,高さ10ftの柱を確認できる.

         



    2. 壁の設計: コンクリートの壁厚を決め,耐力壁・外壁を描いて作成.

      1. BIMメニューの壁アイコンをクリックする

        ・クリックすると壁厚の入力画面が現れるので,寸法数字を入力し,「OK」を押す.

        ・鉛筆のアイコンが現れるので,平面図の上で,耐力壁の配置を決めていく.



          


      2. CAD画面を回転し平面図を立体図にすると,柱の間に耐力壁を確認できる.





    3. 開口部の設計: 壁に開口部をあける.

      1. BIMメニューの開口部アイコンをクリックする

      2. クリックすると鉛筆のアイコンが現れるので,CAD画面を回転し平面図を立体図にして開口部の位置を決めていく.



         



    4. 大梁の設計: 大梁の材質と断面形状を決め,大梁を描いて作成.

      1. BIMメニューの梁アイコンをクリックすると壁厚の入力画面が現れる

        ・柱の素材,断面形状,寸法数字を入力し,「OK」を押す.

        ・鉛筆のアイコンが現れるので,平面図の上で,大梁の配置を決めていく.



          


      2. CAD画面を回転立し平面図を立体図にすると,柱の間に大梁を確認できる.

         



    5. 床の設計: コンクリートのスラブ厚(床厚)を決め,スラブを描いて作成.

      1. BIMメニューの床アイコンをクリックするとスラブ厚(床厚)の入力画面が現れる.

        ・スラブ厚(床厚)の寸法数字を入力し,「OK」を押す.

        ・鉛筆のアイコンが現れるので,平面図の上で,床の配置を決めていく.



          


      2. CAD画面を回転し平面図を立体図にすると,柱・大梁の上に床を確認できる.





    6. 開口部の設計: 床に開口部をあける.

      1. BIMメニューの開口部アイコンをクリックする

      2. クリックすると鉛筆のアイコンが現れるので,CAD画面を回転し平面図を立体図にして開口部の位置を決めていく.

         




  4. 2階〜7階,屋上階の柱・大梁・壁・床・開口部を作成

    1. 1階(基準階)のコピーで2階を作成

      1. BIMメニューの階高アイコンをクリックすると階高の入力画面が現れる.

        注意:1階+2階の合計した階高(3階の高さ)の寸法数字を入力し,柱,大梁,床,壁,開口部は一階のコピーとする.「OK」を押す.



          


      2. CAD画面を回転し平面図を立体図に変化させ2階を確認する.

        ・作成した2階が画面表示される.1階は画面表示されないので失敗したと勘違いしない.


      3. 全ての階を見るためには,レイヤ画面で1階2階の画面の可視にチェックを入れる.





    2. 3階〜7階,屋上階を連続して作成する.考え方は下の階の立体図形をコピーして上の階を作成する.

      1. BIMメニューの階高アイコンをクリックすると,新たな階の入力画面が現れる.

        ・階高(n+1階の高さ)と,どの階をコピーするか指示する.

        注意:1階+2階+・・・+n階の合計した階高(n+1階の高さ)の寸法数字を入力し,柱,大梁,床,壁,開口部は下の階のコピーとする.「OK」を押す.

         

           

         



      2. 新規に作成した階しか画面表示されない.あわてずに.レイヤ画面で1階〜7階の画面の可視にチェックを入れる.

        ・CAD画面を回転し平面図から立体図に変化させ7階建てのRC構造モデルを確認する.

        ・同様にして屋上階を作成する.不要な部材は削除する.

         



  5. 宿題 このアプリでは基礎は作成してくれない.

    ・独立フーチング基礎 [柱・基礎梁(つなぎ梁)・フーチング]を理解して基礎を作成

     


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