Last updated: 2015 -2014. Kajiyama                [ 目次に戻る ]

プログラム言語と変数



  ・参照   Rubyコーディング規約 -Shugo Maeda

  1. プログラム言語で扱う変数の注意

    1. 変数と定数

      ・あなたの体重は年齢により,季節によりさまざまな数値をとる.

      ・このように観察すればさまざまな値をとるものを変数(variable)という.

      ・あなたの性別は,男と女の2カテゴリで丁寧に観察すればどちらかと区別できるのでこれも変数である.

      ・これに対し,値が常に一定なものを定数(constant)と呼び区別する.


    2. プログラムで指定する変数名は小文字で

      ・このような変化する値(データ)をプログラムでコンピュータの中に一次的に保存する場所を変数と呼ぶ.

       この場所を前もって確保するために必ず変数使用するとデータ型を宣言をしておく.

      ・保存する場所を区別するために変数に小文字の英数字で名前(識別子)を付ける.


    3. プログラムで指定する定数名は大文字で

      ・定数をプログラムでコンピュータの中に一次的に保存する場所を定数と呼ぶ.

      ・変数と区別するために定数には大文字の英数字で名前(識別子)を付ける.

      ・定数は 常に,名前に final を付け宣言する.final int XYZ = 500 ;


    4. 関係ない知識だが,言語Rubyでの変数の名前(識別子)の付け方

      ・変数名は小文字の英字またはアンダースコア[ _ ]で始まり,英数字とアンダースコアが使える.

       頭に数字を置かない.大文字の英字で始まる名前は定数になる

      ・英字は大文字と小文字を区別する.

      ・変数名のつなぎにはアンダースコア[ _ ]を用いる. _oyamada_hanako


  2. 変数の型宣言

      (1) 使用する変数名を他と区別するために宣言しておく.また使用するデータ型を必ず宣言する.

      (2) 変数名は英字1文字でもよいし,複数個の英数字の文字列でもよい.数字を先頭に置かない.

      (3) 一つの変数は一つのデータ型しか使えない.

      (4) 変数に値を代入するには [ = ] を使用する.xの値は10にするには, x = 10; 

      int x; では,xを変数名として使い,その値( literal リテラル)は整数型であることを宣言する.

      ・複数個の変数 x,y,z を一行で宣言できる.int x,y,z;

      float x; では,xを変数名として使い,その値は小数点を持つ実数の浮動小数点型であることを宣言する.

      float x = random (-10, 10); では,xを変数名として使い,その値は-10から10の実数値をランダムに作成することを宣言する.

      ・宣言文の省略 float x; x = random (-10, 10); の2行のソースコードを,float x = random (-10, 10);と記述することができる.


    1. 変数にはかならずデータ型を一つ与える

      ・ 変数の内容,変数に保存するデータ型の種類には「数値」と「文字列」がある.さらに数値には整数と不動小数点数がある

      ・ 文字型・文字列型は,数値と区別するために,ダブルコーテーション[ "文字列" ]で文字列を挟む.

      データ型データの内容凡例値の範囲
      int x ;数値 (整数型)x = 1000;-2,147,483,648〜2,147,483,647
      float x ;数値 (浮動小数点型,実数型)x = 1000.00;-3.40282347E+38〜3.40282347E+38
      boolean x ;論理値凡例true / false
      String x ;文字列型x = "今日はいい日だ";日本語,英数字,記号
      char x ;文字型 (1文字)x = " a ";英数字,A〜z,0〜9,記号
      color x ;x = color (255, 0, 0);color()関数を参照
      PFont x ;VLWフォントx=createFont ("HGMinchoE", 48, true);MS明朝,MSゴシック
      PImage x ;写真・画像(ラスター型)x=loadImage ("demo.jpg");jpg, png, gif
      PShape x ;SVGファイル(ベクトル型)x=loadShape ("demo.svg");svg


    2. 型変換: 変数のデータ型を,都合で変えることができる

      ・ int x = int ( random ( -10, 10) ) randomが作り出す値は小数点を含む実数値である.

        これを整数型の式に代入したくなる時に型変換を利用する.

      ・ 数値を数字の文字列に変換する.

      データ型変換の関数変換の内容
      int x = int (val) ;実数valを小数点以下を切り捨てて整数型に変換
      float x = float (val) ;整数valを小数点を付けて実数型に変換
      boolean x = boolean (val) ;文字・文字列valをboolean型に変換
      String x = str (val) ;数値valを文字列型に変換
      char x = char (val) ;数値valを文字型に変換


    3. 変数の種類

      ・他のプログラム言語では,プログラム中のどこでも使用できるグローバル変数と使える場所が限られるローカル変数がある.

       呼び名を変えたものである.

      (1) パブリック変数は,プログラム中のどこでも変数が働いている.

      (2) プライベート変数は,宣言した場所でしか働かない.

      (3) 宣言しなくて使える変数としてProcessingはシステム変数を準備している.

      (4) 変数を宣言する場所に注意が必要である.


    4. システム変数

      ・プログラムでインタラクティブに図形を操作したいときに,システム変数はマウスやキーの位置を宣言なしに伝えてくれる.

      ・Processing言語は,これらマウスやキーの状態の情報はいつでも手に入れることができる.

      システム変数内容
      frameRateフレームレート(画面の書換え回数) 60回/秒
      frameCountプロクラムを実行してから画面を書換えた回数
      widthキャンバスのX軸方向の幅
      heightキャンバスのY軸方向の高さ
      mouseXマウスポインタの現在の位置(x座標)
      mouseYマウスポインタの現在の位置(y座標)
      pmouseXマウスポインタの1つ前の位置(x座標)
      pmouseYマウスポインタの1つ前の位置(y座標)
      mousePressedマウスボタンが押されているかどうか
      mouseButtonマウスの押されたボタンの種類
      keyPressedキーを押したか


    5. 予約語 reserved word: 予約語はあなたの作る変数名に使用できない.

      Processingで定義した関数名は変数名に使わない.次のような予約済みの名前(識別子)がある.

      abstract assert break byte case catch char class const continuet defolt
      do double else enum extends false final finally implements goto import
      instanceof interface long native new package private protected public null return
      short start statict stop strictfp super switch synchronized this throw throws
      thransient true try update void volatile


  3. 変数と配列

    ・変数の数が10や100になると,これをまとめて表現する配列(Array)が準備されている.配列の学習に進んでください.

    int[ ] x; では,xを整数型の配列の変数名として宣言する.

    float[ ] x; では,xを実数型の配列の変数名として宣言する.

[ 目次に戻る ]