Last Update: October 25, 2002. Kajiyama
建築CAD教本 [2002年度版] 建築技術者のための2D-CADによる設計製図

JWC-CADワンポイントレッスン

梶山 喜一郎

ページ数は、「やさしく学ぶJW-CAD、建築知識」
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○ワンポイントレッスン 「図面の拡大と縮小(p34)」
 ・小さな画面で大きな図面を正確に描くには、画面の拡大と縮小を使った作図
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○ワンポイントレッスン 「ESC」
 ・困ったときのエスケープキー[ESC]
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○ワンポイントレッスン 「JWC-CADをインストール」
 自宅のパソコンにJWCをインストール(セットアップ)する際の注意。
 1. FD自身に解凍先を指定しない(容量が足りない)
 2. 解凍先は、ドライブ「C」「D」「F」「H」に対応
 3. 配付した「建築CADシステムディスク作成説明書」を熟読する

 以上の注意を理解できたら、次の操作を行いインストール

 1. FDにある「 jwc-a.exe 」を、Wクリックする
 2. インストール先をたずねてくるので、
  「C:\ 」また「 D:\ 」、「F:\ 」、「 H:\ 」「 OK 」をクリックする。
  インストール先は各自のパソコンの状況に応じて決める。
 3. 起動は、「建築CADシステムディスク作成説明書」を
  「最後」まで読めば、起動する!
  起動ファイルは、「C」「D」「F」「H」のみ準備
  ヒント:インストール先に応じて、ファイル名が異っている。
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○ワンポイントレッスン-システムとバッチファイル
 ・JWCADの起動は、CADシステムが入っているドライブに応じて、
  指定された起動BATファイルを選択し使用する。
 ・学校のHドライブ用、学校のFドライブMO用、自宅のCドライブ用を区別する。
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○ワンポイントレッスン 「文字の入力(p128下)」
 ・半角・全角文字の区別と入力について
 ・今後は英数字は常に半角とする
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○ワンポイントレッスン 「製図ペンの変え方 (p071)」
ペンのかえ方、線の太さ(極太線・太線・細線)と線種をかえる
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○ワンポイントレッスン 「任意の縮尺・用紙サイズの製図用紙を作成する方法」
製図を行うためには、目的に応じ用紙の大きさ(A4〜A1)や尺度(1/1〜1/50、1/100〜1/500)を配慮する。
ここでは、皆さんに提供していない製図用紙ファイル:
「用紙サイズ:A3、尺度:1/30:練習課題 2(72P)」:を作成する方法を解説する。

A) 原製図用紙を読み込む
 ドライブ(C:)にある、A3、尺度:1/1の製図用紙「A3S1-001.JWC」を読み込む
B) 尺度変更
 1.「S=1/1」を「S=1/30」に変更する
  画面左下の隅に、製図用紙の輪郭線と表題欄が小さく表示される。
 (スケール変更によって、元の製図用紙が1/30倍になる。
  この縮小された製図用紙を30倍に拡大する必要がある。)
 2.カーソルキーで、製図用紙を見やすい位置に表示する。
  (←:1回、↓:1回 押す)
C) 移動:縮小表示された製図用紙(輪郭線と表題欄)を移動・拡大する
  1.移動範囲選択:「右クリック」にて、もとの製図用紙全体を指定(赤表示)
  2.数値倍率をクリック
   指定を容易にするため、部分拡大する
  3.元の輪郭線の基準点位置指定:もとの製図用紙の輪郭線の左下端を右クリックで指定
  4.倍率 X,Y=30,30 と入力
  5.前倍率をクリック(移動位置を判断するため)
  6.最適な位置を選び、クリック
  7.他図形処理をクリック
  8.新しい30倍に拡大した製図用紙全体を表示する(スペースキーを押す)
D) 製図用紙の新規保存:A3S1-030
 ファイル名を新たに付け、新規保存する。
*「複写」でも同じ操作ができる。ただし、「移動」と異なり原図が残るので注意すること。 
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○ワンポイントレッスン 「CADデータ」(p107)
JWCでの図形データと図面データの関係
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○ワンポイントレッスン 「寸法・寸法線・矢印」
寸法表示について

1. 寸法値の始点・終点を読み取らせる際には、図面を拡大して行う。
  ・必ず「右クリック」で指示すること。
2. 寸法の設定を変更(280p)
  ・建築では寸法記号の寸法線端部を「矢印」から「点」へ変える。
  ・小数点以下の寸法数字の桁表示を「0」桁表示にする。
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○ワンポイントレッスン 「三斜計算による面積表作成(p256)」
未実行と赤色表示されて実行しない

問題現象
未実行と赤色表示されて実行しない。
原因
「三斜計算」のプログラムを動かすためのメモリーが足りない。
解決方法1
JW-CADを起動する前にホームページ等を見た場合や、ブラウザーを終了させずにCADを使っている場合におこる。メモリーを確保するために、いったん電源を切る。再度起動し、JW-CADだけを動かす。
解決方法2
専門的な方法で、EMSの設定を定義しているconfig.sysを書き換える。
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○ワンポイントレッスン 「角度の値(p261)」
角度(度分秒)の数値入力について

問題現象
テキストp261で「-23度14分23.4秒(-23@@14@23.4)」の値が入力できない。
原因
現在の状態のJWCADの設定が、「度分秒」の数値入力を認めない設定になっている。
解決方法1
これを、可能にするためには、起動オプションの設定ファイルが新たに必要である。Hドライブで使用するタイプ・MOで使用タイプ・自宅のCドライブで使用するタイプ、それぞれ異なるものが必要になる。この 起動オプションの設定ファイルは授業中に全員に配布する。2002年以降は解決済み。
・各自でCADソフトウェアをインストールする際は注意すること。
解決方法2
度分秒の値をすべて度に換算して、この値を使用することにより角度入力ができる。
例えば、-23度14分23.4秒=-23.240083333度になる。
この換算の計算は、JWCADの画面の左下にある電卓を使用する。
度は「゜」の記号、分は「゜」の記号を一度クリックすると分の記号「’」に代わる。
分は記号「’」を一度クリックすると秒の記号「”」に代わる。

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○ワンポイントレッスン 「方位記号(p261)」
線記号変形で方位記号を描く

問題現象
p261で方位の線記号が使えない。
原因
現在の状態のJW-CADの設定が、線記号のデータファイルのある場所を理解できない。
解決方法1
これを、可能にするためには、線記号のデータファイルをCADプログラムのある位置に移動する必要がある。対処の仕方は、長友先生が詳しくネットニュースで指示する。2002年度以降は対策済み
解決方法2
手書きで方位記号を描く。
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○ワンポイントレッスン 「インターネットと図面の交換」
ネットワークを利用して図面のやり取りをする。
方法01:メールの添付書類で図面を送る。
方法02:FTPサーバの利用。
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○ワンポイントレッスン 「CADデータ」
「CAD用中間データ:DXF」について解説します。
1. DXFはDrawing Interchange Fileの略称である。

2. 歴史:
 アメリカ・オートデスク社製「AutoCAD」で作成したデータを、他のCADでも利用できるように、記述形式をオープンにしたファイルフォーマット形式である。ASICII(アスキー)形式で記述されており、AutoCADが広まるにつれ、DXFが2次元CAD同士の中間データ形式として普及した。

3. AutoCADのバージョン
 日本国内で販売されたものは、2000年では、EX-II、GX-II、GX-、R12J、R13J、R14J、2000(i)等がある。

4. DXFのバージョン
 DXFはAutoCADの公開された図面フォーマットであるため、AutoCADのバージョンアップ(機能拡張)にともなって、DXFの内容も拡張されている。このため上位のバージョンのDXFをサポートしているCADでは、下位バージョンのDXFを読み込めるが、下位バージョンのDXFしかサポートしていないCADソフトウェアでは、上位のDXFファイルは読み込めない。

5. DXFファイルを作る際の注意
 ・100%完全互換はできないと考えたがよい。

 a. 画層(レイヤ)名:
 ・半角英数字(1バイト文字)を使用する。
  漢字・平仮名・片仮名(2バイト文字)や、半角片仮名(1バイト文字)も使えないCADがある。
  AutoCADは半角片仮名があると、読み込めない。

 b. 文字:
 文字の書体や大きさがCADによって異なり、DXFで図面データを受け取った場合に文字が枠からはみ出してしまうことがある。このため「文字だけのレイヤ」を別に準備しておけば、いつでも再変換に応じた文字の大きさに容易に指定することができる。

 c. 線・円・円弧:
 ・CADによって図形を表現するデータ構造が違っている。
 例えば、円。円を正確な方程式で定義しているCADもあれば、円を細かい直線に分割して近似円として扱うCADもある。DXF側で「円」をきちんと定義しても、送り手側(DXF出力)CADと受け手側(DXF入力)CADの間で、図形の定義が違う場合には、どうしようもできない。

 d. その他
 
6. 4〜5を考慮して、図面作成を行うこと。
 なお、最近のCADソフトはDXF変換の不都合をかなり克服している。
 また、JWC-CAD、JWW-CADのデータも交換可能なタイプのCADソフトも現れている。
 しかし、図面データの100%完全互換はできないと考えたがよい。
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○ワンポイントレッスン 「らせん階段の設計」
図面作成
サインカーブを利用した、らせん階段のCAD設計(手摺と支柱)
・学内にあるらせん階段を探し、スケッチすること。
・ファイル016[001▲▲▲16.jwc]の印刷提出

[設計条件]
半径2000mm階段、階段を支える鋼管の半径300mm
階段の枚数は、一周12枚、階段の蹴上げ200mm、階段の厚味30mm<、階高4000mmとする。
この条件を満たすらせん階段を平面図と立面図で設計せよ。

[立面図作成の手順]
・平面図を描きその上に立面図を配置する。
・縦に階段の中心線の立面図、基準線を描く
・次に、間隔4000mm の平行線を2本引く

     |
     |
     |(6)
--------------+------------2階床高(+400mm)--
     |
     |<----(4)---->
     |
     |
     |
     |
     |(5)
--------------+------------1 階床高(+0mm)--
     |(2)
     |
     |
     |(1)

JWのメニューより「曲線」を選ぶ
次に「1) サイン曲線」を選ぶ
1. 柱の基準線を左クリック
2. 座標原点を右クリック
3. 1サイクルの長さを数値入力
 1サイクルとは階段を一周するときに移動する高さ(3)である。
  蹴上げ200mm階段12枚で一周ならば200*12=2400mm
4. 振幅を数値入力する。
振幅とはらせん階段の半径である。
5. 階段が始まる始点を右クリックする。
6. 階段が終わる終点を右クリックする。
7. 分割長さの値として1mmを入力する。
  この一連の操作により階段の立面図であるサイン曲線の幾何図形を描く
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