Last Edited: October 29,1997.    K.Kajiyama

単位、単位制度とは


歴史

単位制は日本の大学設置基準(昭和31年11月22日)によれば、

・1単位の授業科目は45時間の学習を必要とする。
・大学での講義及び演習は、15時間から30時間までの範囲で授業を行う。
・大学での実験、実習及び実技は、30時間から45時間までの範囲で授業を行う。
 と定めている。

この背景について、館 昭は、1週間の労働時間( 我々は週6日働いた )から決められていたと言う。
 月曜から金曜まで1日8時間の大学での学習X5日 =40時間
 土曜日半ドンの5時間
 計  40+5=45時間

第2次大戦後の日本の新制大学は、大学生に1日8時間の学習、週45時間の学習を要求していた。


週1回の講義で何単位とれる?

確認! 1単位というのは、教室内および教室外を併せて45時間の学習が基準である。

 1単位=45時間の学習
 2単位=90時間の学習

1コマ(週1回の講義)2単位とは?

大学では、1コマ 90分、半学期15週の講義を2単位としている。
この中には期末試験や学園祭の時間も含まれている。これを換算すると、2時間の講義を15回、合計30時間の講義を教室で行ったことになる。

さらに学生が、教室外で90-30=60時間の講義のための予習復習を行い、合計90時間の学習を行ったものと見なして、試験の合格者には2単位を与える。

単位制度から、大学生は教室外の学習が必要であることを前提としている。

大学生は遊ぶひまもない? 遊んでいても単位がもらえる?


教師も学生と同様に、授業(講義や演習)をするためには授業時間以外に、授業のための時間を必要としている。授業ごとの教材準備と終わったあとの整理、宿題のチェック、教材の印刷や準備、出てこない受講生へのお呼びかけ、毎年出現するなんとかなりそうもない受講生の応対とカウンセリング、学生にみあった新しい教材の開発、教材や教授法の研究、試験監督、採点と評価の作業、次年度のための時間割と教室の確保、などがある。
教師も遊ぶひまもない?


4年間で取れる単位

では、まじめでまともな大学生であるあなたは、4年間でどれだけ単位を取ることができるか?

1. 簡単に考えてみよう。
  1コマ2単位を得るために、 2時間(実質90分)の講義と4時間の予習復習が必要である。
  大学の中と外とで、1日合計6時間の学習をおこなうことになる。

2. 講義と予習復習を含め、1日8時間の勉強で、週5日間も無遅刻無欠席の連続して勉強ができる人を考える。
  彼は1週間に8時間x5日=40時間を、単位取得のための学習時間として準備できる。

3. 週休2日の大学生は、この時間で、どれだけの単位の講義を取れるか考える。
  2単位x(週40時間/6時間)=13.3単位
  したがって15週間の無欠席の半学期では、 13.3単位を取得できる。
  年間(30週間の講義)を通して、13.3単位x2学期=26.6単位である。

  4年間では、26.6単位x4年間=106.4単位である。
  これ以上の単位は取れないことになっている。

4. あこがれの学士の資格を得るためには、128単位〜138単位が必要である。
  大学生が、サラリーマンなみに年中休まず、1日8時間のお勉強をしても、4年間では卒業できない計算である。

4年間で卒業するためには、サラリーマンなみに、休日も出勤、深夜もお仕事?が求められてイル。
それとも、もっと楽そうな会社や学校を探しますか。御手伝いは出来ませんが。


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